女の子の中にもおじさんの中にも“唄”がある、森雅之「ポケットの中の唄」発売

「ポケットの中の唄」帯付き

森雅之「ポケットの中の唄」の単行本が、青林工藝舎より発売された。帯にはスカートの澤部渡が推薦文を寄せている。

「ポケットの中の唄」は、雲遊天下(ビレッジプレス)とアックス(青林工藝舎)に連載された短編シリーズ。雪が降ったことがうれしくて町に出て「一番好きな雪の唄はなんだろう」と考えながら歩く「雪の町」、大好きな人の好きな唄を自分も好きになりたいと考える「ノック」、猫が好きだけれど飼えない女の子が自分で作った猫の唄を歌う「猫の唄」、1日誰とも話さなかったのでCDをかけながら歌い「『今日初めて聞く』私の声」について考える「声」など、1話4ページで“唄”を題材にしたさまざまな物語を描く。